2014年12月26日金曜日

【文科省実証研究】大学生が教える勉強会

今年度(10月〜)、文科省の「学校と地域の新たな連携体制構築のための実証研究事業」として、「若狭エリアをモデルとした学校地域連携型放課後支援体制構築プロジェクト」を行っています。

学校、大学、NPO、PTA、そして公民館で構成される『沖縄教育恊働研究推進委員会』を立ち上げて実証研究を行っていくのですが、具体的には、大学生による放課後学習支援の実施と多様な主体による円卓会議の開催などを行います。

「大学生による、小中学生への放課後学習支援プロジェクト」では、若狭小、天妃小、那覇中、上山中の4校の児童生徒(小4〜中3)に呼びかけ、毎週金曜日に学習支援を行います。

このプログラムは、小中学生にとっての学習支援となると同時に、大学生(主に教職希望者)のための「地域型学習支援インターンシップ」も兼ねています。
大学生にとって、教育実習とは違う形で子どもたちの学びに触れることは、これからの教育にとって必要なことがリアルに学べる貴重な体験となります。
ちなみに、「地域型学習支援インターンシップ」のカリキュラム開発に主体的に取り組んでいるのは、学生団体「IKAROS」のメンバー。
このような大学生がいるって、頼もしいですね。

さて、12月19日に「大学生が教える勉強会」第1回目がスタートしたので、その様子をチラっとご報告します。

まずは、簡単なオリエンテーションのあと、学習支援を行う大学生の自己紹介。


その後、さっそく学習時間に。
学年毎に分かれて、生徒3名あたり大学生が1名つく感じで、子どもたちの自主学習を支援していきます。


この学習支援プログラムに応募してきた子どもたちは30名を超え、大学生も10名以上参加してくれました。


子どもたちは、少し年上のお兄さん、お姉さんと接するのが嬉しかったようで、テンション上がりまくり。
また今回は、第1回目でオリエンテーション等もあったため、学習時間は短くなってしまいました。

学習支援終了後、大学生達は事後研修として、今日一日の取り組みや運営方法等について意見を出し合い、次回以降どのように取り組んでいくか、改善案を出し合っていました。
事後研修の様子をのぞいてみると、皆さん本当に熱心で、振り返りシートに記入したりしながら一時間以上、閉館時間ギリギリまで話し合っていました。

今後、全10回実施予定です。
子どもたち、そして学生達の様子がどのように変わっていくのか、楽しみです。

(宮城)